安心安全な家づくりのための地震対策とは?制振と免震の必要性
2025.05.25 - 家づくりのこと

地震はいつ起こるか分かりません。
いつ来るか分からないからこそ、日頃から備えておくことが大切です。
特に、住宅は家族の命と財産を守る大切な場所。
地震対策は、住宅選びにおいて重要な検討事項と言えるでしょう。
近年では、耐震、制震、免震といった様々な地震対策が注目されていますが、それぞれどのような違いがあるのか、そしてどのようなケースで「制震と免震機能、どちらも必要」なのか、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、これらの疑問を解消し、安心安全な住まい選びの参考となる情報を提供します。
制震と免震の必要性
耐震・制震・免震の違い
地震対策には、大きく分けて「耐震」「制震」「免震」の3つの構造があります。
「耐震」は建物を強くすることで地震の揺れに耐える構造です。
柱や梁を強化し、建物の骨組みを丈夫にすることで、地震の力に抵抗します。
一方、「制震」は建物の内部にダンパーなどの制震装置を設置し、地震の揺れを吸収・軽減する構造です。
揺れを吸収することで、建物へのダメージを最小限に抑えます。
「免震」は建物と地盤の間に免震装置を設置し、地震の揺れを建物に伝わりにくくする構造です。
地盤の揺れを遮断することで、建物の揺れを大幅に抑制します。
それぞれのメリットとデメリット
「耐震」はコストが安く、工期も短いというメリットがあります。
しかし、地震の揺れを直接受けるため、揺れが大きく、家具の転倒などの被害も受けやすいというデメリットがあります。
「制震」は耐震に比べて揺れを軽減できるため、建物や家具へのダメージを抑制できます。
コストは耐震と免震の中間程度です。
しかし、免震に比べると揺れを抑える力は限定的です。
「免震」は地震の揺れを最も効果的に軽減できる構造ですが、導入コストとメンテナンスコストが高額になるというデメリットがあります。
住宅構造の選び方
住宅構造の選び方は、立地条件や建物の規模、予算などを考慮して総合的に判断する必要があります。
地震リスクの高い地域や高層住宅の場合、制震や免震構造が有効です。
また、家族構成やライフスタイル、経済状況なども考慮し、最適な構造を選択することが重要です。
制振免震機能どちらも必要な住宅
地震リスクの高い地域
活断層や液状化現象の危険性が高い地域では、地震による被害が大きくなる可能性があります。
このような地域では、耐震性能に加え、制震・免震機能を備えた住宅を選ぶことで、より安全性を高めることができます。
大切な家族を守るために
住宅は、家族の命と安全を守る大切な場所です。
地震対策は、住宅購入において非常に重要な要素です。
予算や地域の特性などを考慮した上で、制震・免震機能を備えた住宅を選ぶことで、大切な家族の安全を守ることができます。
まとめ
地震対策には耐震、制震、免震の3つの構造があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
地震リスクの高い地域などでは、制震と免震機能を併せ持つことで、より高い安全性を確保できます。
住宅購入を検討する際には、それぞれの構造の特徴を理解し、ご自身の状況に最適な地震対策を選ぶことが重要です。
家族の安全を守るためにも、建物の構造についてしっかりと確認しましょう。
大切なのは、予算や地域の特性などを考慮し、ご自身の状況に最適な地震対策を選ぶことです。
安心安全な住まい選びの一助となれば幸いです。
当社ではお客様が心地よく家とともに歩めるよう、全力でサポートいたします。
住宅購入をお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください。